薬膳は、数千年の歴史を持つ中国の伝統医学に基づいた食養生法です。毎日食べる食べ物が、病気を未然に防ぎ、健やかな心身を維持するのです。旬の食材をいかした日本の伝統食は、薬膳の考え方を受け継いだものといえます。
食は医であり、薬です。病気になって飲む薬よりも、病気にかからないよう健康維持のために毎日食べる食べ物こそ、本当の意味での薬なのです。
東京薬膳研究所代表、武 鈴子は中国の薬膳理論をもとに、日本の気候風土に適応した食生活を重視し、研究してきました。
食生活の乱れが指摘されているいまこそ、先人が築き、継承してきた、日本人食とは何かを再認識すべきだと思います。