旬のレシピ

秋は空気が乾燥して、もっとも”肺・大腸”に負担がかかる季節と言われます。
肺・大腸を助けるのは”辛味”の食べ物。また、秋に旬を迎える食べ物には、肺を潤し、咳を鎮め、痰を除く効能を持つものがたくさんあります。
秋の食材を使った簡単なレシピをご紹介しましょう。


秋の食材

甘/涼 肺を潤して咳や痰を鎮め、ノドや口の渇きを癒す。
ぜん息、扁桃腺炎、声枯れ、二日酔い、便秘によい。
甘/寒 熱を冷まし、肺を潤して、咳や痰、口の渇き、吐血を止める。
ビタミンCが豊富で、風邪予防に有効。
たまねぎ 辛/温 肺に働きかけて痰を切り、余分な水分を排出する。
善玉コレステロールを増やし、血栓を溶かし、高血圧、
動脈硬化を予防する。
にら 辛/温 五臓を穏やかに調和させる働きがある。
胸の熱を除いて、気のふさがりを解き、食欲を促す。
大根 辛/寒 消化をよくし、咳を止め、痰を鎮める。
絞り汁は口に渇きを止め、胃酸がこみあげてくるとき飲むと
効果がある。
さといも 辛/平 腸内の老廃物の滞りを取り除き、便通をよくする。
独特のぬめりには、血圧を下げたり、肝臓を強化したり
脳細胞を活性化する働きがある。
やまいも 甘/温 滋養強壮、気力増加、消化促進、美肌効果がる。
肺を潤して、咳や痰を鎮める効果もある。
れんこん 甘/平 止血効果が高く、鼻血、吐血、喀血、痔出血などを止める。
おろし汁は咳、ぜん息などによい。
しいたけ 甘/平 胃を丈夫にして、食欲を増す。
血中コレステロールを下げ、高血圧や動脈硬化を予防する。
ぎんなん 苦/平 肺を潤し、咳や痰を止め、ぜん息や頻尿を改善する。
食べ過ぎには注意。
うど 苦/温 初期の風邪によい。特有の香りと歯ざわりが食欲をそそる。
うまみ成分のアスパラギン酸は新陳代謝を高め、ミネラルの吸収を促す。
ふきのとう 苦/涼 血液の滞りを散らし、腫れ物や炎症を改善する効果がある。
苦味成分のアルカロイドは肝機能を強化し、春ののぼせやだるさうを解消する。
菜の花 辛/温 血液の滞りを散らし、腫れ物を取り除く作用がある。
免疫力を高めて風邪を予防し、食欲不振、消化不良を解消する。
たらの芽 苦/温 気の流れや血液の滞りを取り除き、生理不順を改善する。
止血効果もある。
セロリー 甘/涼 肝の熱を冷まし、水の滞りを治す。高血圧、めまい、頭痛、目の充血、血行不良による腫れ物を治す。
さざえ 甘/平 神経痛、虚弱、栄養不良、元気不足によい。
赤貝 甘/平 血を増し、渇を止め、洩痢・血便及び婦人の失血を調える。
くるま海老 甘/温 腎を補い、活力をつける。
わかめ 鹹/平 水分代謝をよくし、腫れを消し、酒毒を解する。